「〝オーロラウェディング〟いいコンセプトだっただろう?」
揶揄うような声に、鈴菜の眉がピクリと動く。
「……人のアイディア盗んでおいて恥ずかしくないんですか?」
必死に感情を抑えて声を絞り出すと、土谷は行儀悪く隣のデスクに腰掛けこちらを見下ろしてきた。
「恥ずかしくなんてないさ。お前のアイディアだって証拠はどこにもないし、先に形にしたのもコンテストに応募したのも俺だから俺の企画だ。式でもかなり評判が良かったのはお前も見ただろう。コンテストで金賞を取る自信がある」
一切悪びれることなく言い切る様子に鈴菜はあぜんとした。
「恨むなよ。パッとしない三十女と付き合ってやってたんだ。まあ、お前は便利だから一時的に使わせてもらっただけだけどな」
「え……」
あまりの暴言に喉が詰まって返せない。
交際中鈴菜は恋人に頼られたのが嬉しくて、役に立とうとしていた。休日、彼の家で忙しく家事を片付けながらスマートフォンでゲームをしながら寝転がる彼を見ても『なんだか新婚みたいだな』くらいにしか思わなかった。
揶揄うような声に、鈴菜の眉がピクリと動く。
「……人のアイディア盗んでおいて恥ずかしくないんですか?」
必死に感情を抑えて声を絞り出すと、土谷は行儀悪く隣のデスクに腰掛けこちらを見下ろしてきた。
「恥ずかしくなんてないさ。お前のアイディアだって証拠はどこにもないし、先に形にしたのもコンテストに応募したのも俺だから俺の企画だ。式でもかなり評判が良かったのはお前も見ただろう。コンテストで金賞を取る自信がある」
一切悪びれることなく言い切る様子に鈴菜はあぜんとした。
「恨むなよ。パッとしない三十女と付き合ってやってたんだ。まあ、お前は便利だから一時的に使わせてもらっただけだけどな」
「え……」
あまりの暴言に喉が詰まって返せない。
交際中鈴菜は恋人に頼られたのが嬉しくて、役に立とうとしていた。休日、彼の家で忙しく家事を片付けながらスマートフォンでゲームをしながら寝転がる彼を見ても『なんだか新婚みたいだな』くらいにしか思わなかった。



