パーティの翌日、悠磨は看護部の上層部に日村の所業を対面で告発した。そのとき増田に証言してもらったのだ。本人に聞き取りし処分を検討するという答えだったが、回答が来る前に日村は退職届を出し出勤しなくなった。もう言い逃れはできないと思ったのだろう。
「でも、なあなあで済まさないのが望月先生だよね。日村ちゃん、オペ看としては優秀だったのに」
「妻を不快にさせた人間と仕事をできるはずないじゃないですか」
「うわー、爽やかな笑顔のままキツイこと言うね」
増田は大げさに肩をすくめた。
「その鈴菜ちゃんは元気にしてる?」
〝鈴菜ちゃん〟などとなれなれしい呼び方は止めてくれと主張したいが我慢し、悠磨は外面を付けなおした。
「はい、おかげ様で」
あれから二週間。気持ちが通じ合ってからの生活は順調だ。なにより鈴菜が不安な顔を見せなくなり悠磨は心から安心していた。
悠磨に愛人がいるかもしれないって悩んでいたと知り、自分のせいと心を痛めると同時に、少し嬉しくなってしまったのは鈴菜に執着している証拠だろう。
妻との生活は順調で、日々満ち足りている。
(いや、俺はある意味不足気味だな)
「でも、なあなあで済まさないのが望月先生だよね。日村ちゃん、オペ看としては優秀だったのに」
「妻を不快にさせた人間と仕事をできるはずないじゃないですか」
「うわー、爽やかな笑顔のままキツイこと言うね」
増田は大げさに肩をすくめた。
「その鈴菜ちゃんは元気にしてる?」
〝鈴菜ちゃん〟などとなれなれしい呼び方は止めてくれと主張したいが我慢し、悠磨は外面を付けなおした。
「はい、おかげ様で」
あれから二週間。気持ちが通じ合ってからの生活は順調だ。なにより鈴菜が不安な顔を見せなくなり悠磨は心から安心していた。
悠磨に愛人がいるかもしれないって悩んでいたと知り、自分のせいと心を痛めると同時に、少し嬉しくなってしまったのは鈴菜に執着している証拠だろう。
妻との生活は順調で、日々満ち足りている。
(いや、俺はある意味不足気味だな)



