「山下様の招待状、三百部になってます」
璃子は訝しげな表情でタブレットを見ている。目を丸くした鈴菜は目の前のノートパソコンで発注システムを開いた。
「ほ、本当だ」
画面には鈴菜が昨日印刷業者に発注した招待状の注文履歴が表示されていた。発注数の欄は三百部。この式で招待状は予備を入れて八十枚だったはず。そもそもメゾン・ド・リュネは一度に三百人招待できる規模の施設ではない。
鈴菜は冷や汗をかきながら他の項目も確認する。すると、あろうことかデザインの型番まで違っていた。
(嘘、何度もチェックしたはずなのに)
慌てて印刷業者に訂正の電話を入れ謝罪する。幸い昨日の今日なのでデータの差し替えだけで問題なく対応してもらえた。
「璃子ちゃんありがとう。気づいてもらえなかったらデザイン違いの招待状が三百部納品されちゃうところだった……」
脱力しながら璃子に手を合わせる。
「いえいえ、たまたま目についてよかったです。でも、鈴菜さんがミスなんてめずらしいですね」
「そんなことないのよ。実は最近ミスばっかり」
鈴菜は深く溜息をついた。
璃子は訝しげな表情でタブレットを見ている。目を丸くした鈴菜は目の前のノートパソコンで発注システムを開いた。
「ほ、本当だ」
画面には鈴菜が昨日印刷業者に発注した招待状の注文履歴が表示されていた。発注数の欄は三百部。この式で招待状は予備を入れて八十枚だったはず。そもそもメゾン・ド・リュネは一度に三百人招待できる規模の施設ではない。
鈴菜は冷や汗をかきながら他の項目も確認する。すると、あろうことかデザインの型番まで違っていた。
(嘘、何度もチェックしたはずなのに)
慌てて印刷業者に訂正の電話を入れ謝罪する。幸い昨日の今日なのでデータの差し替えだけで問題なく対応してもらえた。
「璃子ちゃんありがとう。気づいてもらえなかったらデザイン違いの招待状が三百部納品されちゃうところだった……」
脱力しながら璃子に手を合わせる。
「いえいえ、たまたま目についてよかったです。でも、鈴菜さんがミスなんてめずらしいですね」
「そんなことないのよ。実は最近ミスばっかり」
鈴菜は深く溜息をついた。



