「でも、『離婚歴のある男となんて、苦労が目に見えている』なんて決めつけられたら頭にきちゃって」
頭ごなしに反対され、反発した瑞穂は祖母と喧嘩となりそれ以来口をきいていないという。
「いつもこんな愚痴を聞かせちゃってすみません。父からは放っておけばいいって言われてますので大丈夫です」
瑞穂は取り繕ったような声を出した。
「いえ、お気になさらないでください」
笑顔で返しながら鈴菜は複雑な気持ちになる。
(本当は小林様、誰よりもおばあさまに祝ってもらいたいんだろうな)
以前、彼女から打ち明けられてから、ずっと気になっていたが、いちプランナーの立場で家族の事情にでしゃばるわけにもいかず、ただ和解を祈るしかなかった。
「では、お料理はこのプランに、デザートビュッフェを追加する形で……」
打ち合わせが進む中、鈴菜がタブレットを操作していると瑞穂のスマートフォンが着信でと震えた。
「あっ、ごめんなさい……あれ、お父さんからだ」
「どうぞ、お気になさらす」
慌ててスマートフォンを取り出した瑞穂に出るように促す。
「すみません――お父さん、どうしたの。今式場に……え?」
頭ごなしに反対され、反発した瑞穂は祖母と喧嘩となりそれ以来口をきいていないという。
「いつもこんな愚痴を聞かせちゃってすみません。父からは放っておけばいいって言われてますので大丈夫です」
瑞穂は取り繕ったような声を出した。
「いえ、お気になさらないでください」
笑顔で返しながら鈴菜は複雑な気持ちになる。
(本当は小林様、誰よりもおばあさまに祝ってもらいたいんだろうな)
以前、彼女から打ち明けられてから、ずっと気になっていたが、いちプランナーの立場で家族の事情にでしゃばるわけにもいかず、ただ和解を祈るしかなかった。
「では、お料理はこのプランに、デザートビュッフェを追加する形で……」
打ち合わせが進む中、鈴菜がタブレットを操作していると瑞穂のスマートフォンが着信でと震えた。
「あっ、ごめんなさい……あれ、お父さんからだ」
「どうぞ、お気になさらす」
慌ててスマートフォンを取り出した瑞穂に出るように促す。
「すみません――お父さん、どうしたの。今式場に……え?」



