カウンターに座り、軽く頭を下げた彼女は鈴菜がプランナーを担当している小林瑞穂。二十六歳で、華奢な体つきが守ってあげたくなるようなかわいらしい雰囲気の女性だ。
メーカー勤務の彼女は職場恋愛の末、七歳年上の男性と、二か月後の七月にメゾン・ド・リュネで結婚式を挙げる予定になっている。
「藤田様は相変わらずお忙しいのですか?」
タブレットや紙の資料を準備しながら鈴菜は彼女に話しかけた。
「仁さん、今日の夕方の便で帰ってくる予定なんですけど、疲れてるはずなので私ができることはやっておこうと思って。候補を絞り込んでおいて相談しようと思います」
瑞穂は小さく笑う。
藤田仁は、彼女の夫になる男性だ。忙しく海外を飛び回っていて、これまでも何度か瑞穂がひとりでここに相談に来ている。
(新郎が忙しくて式場にこれなくても、ふたりが結婚式に向かってちゃんと話し合ってくれれば大丈夫なのよね。うちだって、悠磨さんは衣装の試着に一回来ただけだったけどなんとかなったし。といっても事情がだいぶ違うか)
メーカー勤務の彼女は職場恋愛の末、七歳年上の男性と、二か月後の七月にメゾン・ド・リュネで結婚式を挙げる予定になっている。
「藤田様は相変わらずお忙しいのですか?」
タブレットや紙の資料を準備しながら鈴菜は彼女に話しかけた。
「仁さん、今日の夕方の便で帰ってくる予定なんですけど、疲れてるはずなので私ができることはやっておこうと思って。候補を絞り込んでおいて相談しようと思います」
瑞穂は小さく笑う。
藤田仁は、彼女の夫になる男性だ。忙しく海外を飛び回っていて、これまでも何度か瑞穂がひとりでここに相談に来ている。
(新郎が忙しくて式場にこれなくても、ふたりが結婚式に向かってちゃんと話し合ってくれれば大丈夫なのよね。うちだって、悠磨さんは衣装の試着に一回来ただけだったけどなんとかなったし。といっても事情がだいぶ違うか)



