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(帰ってきた!)
「お帰りなさーい」
言いながら、玄関まで出迎えに向かう。
「おお、ただいま」
「お父さん、今日はいきなり電話したのにありがとう」
直接お礼を伝えたくて、待っていたのだ。
「花は何とかなりそうか?」
「とても感じのいい人が電話応対してくれて、要望も全部聞いてもらえたわ」
「それならよかった。万事上手くいくといいな」
「うん……」
「何だ? ほかにも何か困り事があるのか?」
お父さんは私に甘く、私の不安は何だって取り除こうとしてくれる。
だから、私のほうも、ついつい正直に話してしまう。
「寛太郎は、私が勝手に動いたことを怒ってて」
「……そうか」
毎度同じような話なのに、きちんと聞いてくれる。



