星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

メガネが無いと、遮るものがなく...

ハルカ君は角度を変えながら
とても同い年とは思えない程
色っぽいキスをしてくる。

どこか強引なキスが初めてで
息を乱しながら、ハルカ君の胸辺りのシャツを
思わずギュッと掴めば

その後、ゆっくりと唇が離れていった。


「ヒカリごめんね、苦しかった?」


ぼやける視界の中、キスは終わったものの
まだハルカ君の顔は至近距離にあるのがシルエットで分かり、恥ずかしさで顔をうつ向かせてしまう。


「ヒカリは本当に可愛いね」


そんな私を見て甘い言葉を掛けてくるハルカ君。


「…可愛いくなんかないよ。
ハルカ君、本当に女の子の趣味変わってると思う…」


…ずっと分厚いメガネを掛けてるし
…見た目に自信を持った事はない。