星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

下の階の廊下からは
まだ残っている生徒達の声がかすかに聞こえ
見つかってしまわないかドキドキするが

私がコクリと頷くと
ハルカ君は私の頭の後ろに手を回し
今度はゆっくりと首を少し傾けてキスをした。


さっきよりも少し長めの触れるだけのキス。


触れるキスの間、少しだけ強く唇を押し付ける瞬間があり「…ん、」と声を漏らすと、ハルカ君はゆっくりと唇を離した。