星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「…」

しんっ…と静まり返った教室。

私がまだうつ向きながら小刻みに手を震わせていると
私の手を覆うように包み込んでくれた
私よりも大きくて優しい手の彼。

「…ハルカ君」

顔を見なくても声と手の温もりだけで分かる。

「ヒカリ、顔上げれる?」

ハルカ君の優しい声がすぐ近くで聞こえ
私がゆっくりと顔を上げれば

ハルカ君は私と同じ目線になるように屈んでいて…
私と目が合うと、優しく微笑んでいた。