星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「アプローチとかじゃねーよ。
木藤さん意外と面白いし、笑った顔も可愛いから
素直に伝えてただけ」

有馬君がそう言うと、彼の友達は

「へー、そうなんだ」

「木藤さんの笑った顔とか見た事ないな」

と、私の方に視線を集中させているのが分かり…
その視線達が怖くなり、うつ向きながら無意識に
手を震わせていると


「何の話してるの?」


私と有馬君の席の間に
まるで壁を作るように話に入ってきた人物…。


「え、あ…いや別に。ただ木藤さんの話を…」

「へぇ?"木藤さん"の話?
俺も興味あるからぜひ聞かせて欲しいな」


「いや大した話じゃ…。
てかお前顔怖いって!どうした!?
俺らもう部活行くからじゃあな!」


有馬君とその友達は、何か怖じ気づいたように
バタバタと教室を出て行ったのが分かった。