星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~



放課後になり、教科書を鞄に直していれば

「木藤さん、またね」

有馬君が爽やかな笑顔を私に向けていた。


「あ、有馬君…またね」


私も少しだけ微笑みながら返すと

「うん。やっぱ笑った方が可愛いよ」

と、またお世辞を言われ恥ずかしくなり
「そんな事ないよ…」と言いながら私はうつ向いた。


…今日だけで有馬君とよく話すようにはなったけど
何だか凄く緊張する。

ハルカ君と話す時の緊張じゃなくて、
凄く神経を使ってしまう緊張…。

やっぱりまだ人と話すのは慣れない。


私がそう思っていると

「おい、有馬。お前今日木藤さんとめっちゃ話してんじゃん」

「なに?アプローチしてんの?」

…と、有馬君の友達まで近くに集まってきて
私は胸が変な音を立てて身体が硬直するのが分かった。