唇から温かい感触が離れた瞬間
キスが終わったのだと分かる。
「…ハルカ君、あの、メガネを」
ぼやける視界の中、
私がキョロキョロ視線を彷徨わせていると
突然身体全体が温もりに包まれた。
「え?ハルカ君?」
背中に回された力強い腕。
いつもハルカ君から漂う…柑橘系の香水の香りが
鼻を掠めドキドキする。
…いつもだったらキスの後はすぐにメガネを返してくれるのに、今日はどうしたんだろう。
私がそう思っていると「ヒカリ」と抱き締められたままハルカ君に名前を呼ばれ
「は、はい」と思わず緊張しながら敬語で返事すれば
キスが終わったのだと分かる。
「…ハルカ君、あの、メガネを」
ぼやける視界の中、
私がキョロキョロ視線を彷徨わせていると
突然身体全体が温もりに包まれた。
「え?ハルカ君?」
背中に回された力強い腕。
いつもハルカ君から漂う…柑橘系の香水の香りが
鼻を掠めドキドキする。
…いつもだったらキスの後はすぐにメガネを返してくれるのに、今日はどうしたんだろう。
私がそう思っていると「ヒカリ」と抱き締められたままハルカ君に名前を呼ばれ
「は、はい」と思わず緊張しながら敬語で返事すれば



