星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「え、あ、あの…」

ハルカ君とキスをするのは初めてではない。
…こうして昼休みにこっそりと会う時、たまにしている。


ハルカ君は優しい性格だけど
男の人らしい欲もしっかりとあるようで...


「…あ、あんまり顔見られると、恥ずかしいよ」


「分かってるよ」


ハルカ君は私の照れた様子を見て微笑みながら
私の掛けているメガネを慣れた手付きで外した。

その瞬間、視界が完全にぼやけ
白い世界が目の前に広がる。


「ハルカ君、」


私が彼の名前を呼んだ瞬間
唇にキスが落とされた。