星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「…同じクラスなんだし、
本当はちゃんとクラスで一緒に
ご飯を食べれたら良いんだけどね」


お弁当を食べている最中
ふいにハルカ君が口にした言葉。


「ヒカリが俺の彼女だって事も
本当は隠したくないし、もっと堂々と恋人らしく
出来たらいいのにって思う。
登下校も一緒にしたいし、休みの日も会いたい」



「…ハルカ君」



「でも、俺はヤクザの跡取りで、万が一俺と付き合ってるって分かったせいでヒカリに危害が及ぶのは絶対に嫌だし、まだ学生の身だからいざとなった時にすぐに守れないから…とか色々考えるとさ、俺、ヒカリの彼氏として何も出来てないなって思ってさ…」



「…」


「恋人らしい事出来なくてごめんね」