僕は今日如月学園の1年生になった。

この如月学園は中高大とエスカレータ式になっている。

この学園に入れば人生勝ち組!と、言われている。

僕はこの日のために沢山勉強してきた、、

だけどそこまで嬉しくない。

受からっかた人には申し訳ないけど。

正直、公立に行きたかった。

友達もいるし、、

なのにうちの両親は如月学園に強い憧れがあるらしく僕の学力に合わない塾に入れて厳しく教育した。

こんなの親のエゴだ。

わかっているけど両親には逆らえない。

逆らったらまた、、、

あぁ、思い出したくもない。

あの事を思い出すと頭痛がする。

そんな事を考えているうちに校門まで来ていた。

「でかっ」

思わず声が出た。

流石にデカすぎだろ、、

東京ドーム何個分だろう?

ん、なんだこれ。

よく見ると門にゴミ?が付いていた。

気になって触ると、取れない。

僕はこうゆう事が気になってしまう悪い癖がある。

少し力を入れると取れそうだ。

ベリベリっ!

「やべっ!」

塗装が剥がれてしまったっ、、、

弁償か?

もしかしたら退学、、?

あぁ終わった、、

そう諦めそうになった時、、

「何をしている?」

ビクッ!

先生か?

よく通る女性の声に肩を振るわせた。

凛としていて綺麗な声。

「見ないかをだが、新入生か?」

「え、あっ、はい」