「寒い?まだ暖房が効いてないかな」
「少し寒いかな」
というとキャミソールで座ったままの千羽弥の足に布団をかけてくれた。
「千羽…」
優しいキスをくれた。
軽いキスから始まって皇平くんの舌が千羽弥の舌を絡めてくる。
「んっ…」
「今日はミルクはいないから止めないよ?」
皇平くんは両手で千羽弥の頬を挟んできた。
「私…あんまり経験がなくて…一緒に気持ちよくなるために教えて欲しい」
「千羽が劇団やバイトを頑張っていたからだよ、経験なんて関係ない、気持ちが大事なんだ、何なら俺だって彼女は久しぶりだから緊張するよ」
「嘘、皇平くんならモテるでしょ」
「いい加減な付き合いは俺には出来ないんだ、一応役者だし、親父の顔も潰したくはなかったから…」
「ふふっ」
「何?」
皇平は千羽弥の後ろに止めてあった髪飾りをゆっくりはずした。
千羽弥は肩までのウェーブがかかった髪の毛をハーフアップにしていたのだ。
「社長のこと、やっぱり好きでしょ」
「…そりゃ声優として、役者として尊敬はしてるよ」
ハーフアップを外して髪を撫でてくれた。
下りた髪の毛を耳にかけてキスをくれた。
「私、耳弱いかも…皇平くんの声にきっと弱いんだ」
千羽弥は真っ赤になった。



