年下上司に懐かれましたがその人には好きな人がいて…そんなあなたの気持ちが知りたいです。


「そっか…」

皇平くんの顔が少し固くなった?

「会社の人を待たせちゃ悪いから早く店に入ろうよ」

と橘さんは翔太郎くんの服を引っ張って

「じゃあ、また見舞いに行くわ」

「おー、サンキュー」

2人は千羽弥に頭を下げて店に入っていった。

「歩けますか?」

「あ、ごめん、うんミルクの所に戻ろうか」

お喋りな皇平くんがミルクの所に戻るまで一言も話さなかった。

「ミルク、可愛くなったねぇ」

ミルクを見ると笑顔になったがそこから家まではまた話さなかった。

歩き疲れたと言ってクッションに寝そべり顔を伏せていた。

少しウトウトしていたようだった。

千羽弥は夕食の支度をしてテーブルをクッションの前に置くと皇平くんは目を覚ましたようで起き上がった。

「……寝てた」

「うん、大丈夫?」

「うん、足は平気」

「足じゃなくて…気持ちの方」

「何で?(笑)」

「役者になりきれなかったよね」

「無理な時もあるさ」

「皇平くんは橘さんが好きなのね」


「確かに……好きな人がいるんだけど…でも千羽弥(ちはや)さんと居ると落ち着くんだよな」

どういう意味なんだろう…

「ん〜、やっぱり今は考えてもよくわかんないんかも」

「私が見る限りそうだと思うけど?」

ご飯食べよっかと話をそらされた。

片付けの間に商品のタグをハサミで切ってとお願いして皇平くんは無心で切っていた。