そして、優依とランチの約束の日になった。
マンションからホテルまで車で送ってもらっ
たのだが、運転手にドアを開けられて恭しく
お辞儀をされて“お帰りの時間が決まり
ましたらご連絡ください。2~3時間でした
らこちらで待たせてもらいます“と言うので
こちらから連絡するのでと言って帰って
もらった。
優依はそれを見ていたらしく、顔を合わせる
なり
「穂香、一体どうなってるの?全部吐きな
さいよ」
と詰め寄られた。
優依にシンガポールでの出会いから今日まで
の事を全部話してすっきりした穂香は
「と言う訳で、仕事に行くにも送り迎え
なんだよ。もう嫌になっちゃう。籠の鳥に
なった気分よ」
「そりゃあ、世界のラッセルグループの総帥
の婚約者なんだもの、仕方ないわね。そんな
大物捕まえちゃった穂香の不運だね」
「やっぱり不運だよね」
といって眉毛を下げて情けない顔をする穂香
を見て優依はケラケラ笑って
「何言ってんの冗談だよ。ラッセルグループ
の総帥ってすんごいイケメンなんでしょう?
ハーフだもんね。それもイギリス人と日本人
のハーフなんだからそりゃあ生まれた時から
美形だわ。写真ないの。見たい」
そう言う優依に穂香は携帯の中にある碧斗の
写真を見せた。
「ヒュウ―、聞きしに勝る美形だね!
イケメンなんて言葉を凌駕するね。毎日
こんな神々しいご尊顔を拝して穂香
大丈夫?」
「うん、慣れたかな。でも時々ドキッとする
心臓に悪いんだよね。私早死にするかも」
そう言って笑ってる穂香は幸せそうだ。
「そんなことで早死になんてしないよ。
皆にも報告しないとね。やっと穂香が一人旅
の終着点を見つけたんだから、これからは
一人旅は行かせてもらえないね。片時も
離さないって感じ」
「そうなんだよね。ほんとに困っちゃう。
イギリス人のご令嬢の事が解決しないと
どこにも行けやしない。今日優依とランチ
するのもなかなか納得してくれなくて、
あんなに心配症だなんて知らなかった」
優依と、色々話してかなりストレスを発散
させてもらった。
マンションからホテルまで車で送ってもらっ
たのだが、運転手にドアを開けられて恭しく
お辞儀をされて“お帰りの時間が決まり
ましたらご連絡ください。2~3時間でした
らこちらで待たせてもらいます“と言うので
こちらから連絡するのでと言って帰って
もらった。
優依はそれを見ていたらしく、顔を合わせる
なり
「穂香、一体どうなってるの?全部吐きな
さいよ」
と詰め寄られた。
優依にシンガポールでの出会いから今日まで
の事を全部話してすっきりした穂香は
「と言う訳で、仕事に行くにも送り迎え
なんだよ。もう嫌になっちゃう。籠の鳥に
なった気分よ」
「そりゃあ、世界のラッセルグループの総帥
の婚約者なんだもの、仕方ないわね。そんな
大物捕まえちゃった穂香の不運だね」
「やっぱり不運だよね」
といって眉毛を下げて情けない顔をする穂香
を見て優依はケラケラ笑って
「何言ってんの冗談だよ。ラッセルグループ
の総帥ってすんごいイケメンなんでしょう?
ハーフだもんね。それもイギリス人と日本人
のハーフなんだからそりゃあ生まれた時から
美形だわ。写真ないの。見たい」
そう言う優依に穂香は携帯の中にある碧斗の
写真を見せた。
「ヒュウ―、聞きしに勝る美形だね!
イケメンなんて言葉を凌駕するね。毎日
こんな神々しいご尊顔を拝して穂香
大丈夫?」
「うん、慣れたかな。でも時々ドキッとする
心臓に悪いんだよね。私早死にするかも」
そう言って笑ってる穂香は幸せそうだ。
「そんなことで早死になんてしないよ。
皆にも報告しないとね。やっと穂香が一人旅
の終着点を見つけたんだから、これからは
一人旅は行かせてもらえないね。片時も
離さないって感じ」
「そうなんだよね。ほんとに困っちゃう。
イギリス人のご令嬢の事が解決しないと
どこにも行けやしない。今日優依とランチ
するのもなかなか納得してくれなくて、
あんなに心配症だなんて知らなかった」
優依と、色々話してかなりストレスを発散
させてもらった。



