孤高の総帥は初めての恋に溺れる

ついでにシンガポールでの初めての夜の
あれやこれやを思い出して真っ赤になって
いると、碧斗が

「穂香は何を思い出してそんなに顔を
赤らめているのかな?」

と悪い顔をして聞いてくる。

「総帥、本当に意地悪ですね」

穂香は碧斗は無視してお寿司をどんどん
握ってもらった。

穂香は大満足で満腹になったお腹を満足
そうに摩りながら

「本当にごちそうさまでした。すごく
おいしかったです。
ありがとうございました」

というと
「そんなに喜んでもらえて嬉しいです。
こちらこそありがとうございました。
又いつでもお呼び下さい」

そして、寿司やは手早く片づけて帰っていった。

碧斗はコーヒーを入れるからリビングに
座っててと大きなL型のソファーに穂香を
座らせるとキッチンに行ってしまった。

穂香は食べ逃げしてしまおうかとも考えたが
きっとすぐに捕まるだろうし、本当に業務の
話なら聞かない訳にはいかないしと、悶々と
していると碧斗がキッチンからコーヒーを
トレイに乗せて穂香の前においてくれた。