一方碧斗は東京に着いた次の日東京の
秘書に調べるように言って送らせた穂香の
今日のスケジュールを見て今日は遅番の
A勤で19時までの勤務だと知った。
19時30分前に羽田のチェックイン
カウンターに行ってみると穂香はちょうど
遅番のB勤との交代のブリーフィング中
だった。
ゲートじゃなくて良かったと碧斗は胸を
なでおろした。
遅番は3パターンある。A勤、B勤と週に
2度真夜中に出発する便があるのでそれは
特番という勤務になる。
B勤は22時迄なのでかなり遅くタクシーの
チケットも手配されるようだ。
そして今は18時45分なので、丁度交代の
引継ぎも済んだようだ。
碧斗は急いでラッセル航空のチェックイン
カウンターに向かった。
穂香は丁度チェックインカウンターを閉めて
下がろうとしているようだ。
碧斗はカウンターを出て事務所に行って
しまう前に穂香に声をかけた。
穂香はスタッフ2名と一緒に歩いていたので
「瀬古さん、少し業務についてお聞きしたい
事があるのですがこの後時間を取ってもらい
たいのですが、いかがですか?」
と業務の話だと匂わせて声をかけた。
穂香は碧斗を見て大きな目を見開いて
「えっ、業務の話?」
と面食らっている。
「チーフ、それでは私が今日の便の報告を
あげておきますので、ごゆっくりどうぞ」
とグランドスタッフの一人が気を利かして
くれて穂香は仕事があるからと断る理由を
なくしてしまった。
穂香がいう言葉が見つからず口をパクパク
させていると
「じゃあ、ラウンジの方で話そうか?」
と言って腕を捕まえて否応なく連れて行く
なぜにここに碧斗がいるのだろう。
せっかくシンガポールの夢としていい
思い出にしようと、決めたのに碧斗の事
は忘れると決めたのに、普通ならそんなに
出会う立場の人ではないはずだから時間が
経てば痛みも薄れていくはずだったのだ。
秘書に調べるように言って送らせた穂香の
今日のスケジュールを見て今日は遅番の
A勤で19時までの勤務だと知った。
19時30分前に羽田のチェックイン
カウンターに行ってみると穂香はちょうど
遅番のB勤との交代のブリーフィング中
だった。
ゲートじゃなくて良かったと碧斗は胸を
なでおろした。
遅番は3パターンある。A勤、B勤と週に
2度真夜中に出発する便があるのでそれは
特番という勤務になる。
B勤は22時迄なのでかなり遅くタクシーの
チケットも手配されるようだ。
そして今は18時45分なので、丁度交代の
引継ぎも済んだようだ。
碧斗は急いでラッセル航空のチェックイン
カウンターに向かった。
穂香は丁度チェックインカウンターを閉めて
下がろうとしているようだ。
碧斗はカウンターを出て事務所に行って
しまう前に穂香に声をかけた。
穂香はスタッフ2名と一緒に歩いていたので
「瀬古さん、少し業務についてお聞きしたい
事があるのですがこの後時間を取ってもらい
たいのですが、いかがですか?」
と業務の話だと匂わせて声をかけた。
穂香は碧斗を見て大きな目を見開いて
「えっ、業務の話?」
と面食らっている。
「チーフ、それでは私が今日の便の報告を
あげておきますので、ごゆっくりどうぞ」
とグランドスタッフの一人が気を利かして
くれて穂香は仕事があるからと断る理由を
なくしてしまった。
穂香がいう言葉が見つからず口をパクパク
させていると
「じゃあ、ラウンジの方で話そうか?」
と言って腕を捕まえて否応なく連れて行く
なぜにここに碧斗がいるのだろう。
せっかくシンガポールの夢としていい
思い出にしようと、決めたのに碧斗の事
は忘れると決めたのに、普通ならそんなに
出会う立場の人ではないはずだから時間が
経てば痛みも薄れていくはずだったのだ。



