孤高の総帥は初めての恋に溺れる

碧斗は日本の大学院も1年で終わらせて
その後はニューヨークでMBAを取得して
２０歳の時には自分でIT企業を立ち上げた
そこの会社でジョナサンはやっと碧斗に
追いついて碧斗の秘書として働き始めた。

その会社はニューヨークに本社をおいて、
東京にも支社を作った。そして世界的に
名を馳せる大きな会社にすぐに成長した。

碧斗は日本が好きだと言ってニューヨーク
より東京に居ることを好んだ。

碧斗はとてつもなく頭がいいのだ。

人の何倍もの速さで思考が動くし頭が働く。

でも、自分は碧斗の側にいる為に３２歳に
なる今まで生きてきたのだ。

何とかもう一度、例え一から始めることに
なったとしても、碧斗の秘書に戻らなければ
ならない。

碧斗の信頼を回復させるにはどうしたら
いいんだろうか、ジョナサンは必死に
考えた。

そして自分がやってしまった事をまず訂正
し謝罪しなければならない事に気が付いた。

穂香に会うために東京に行こうと決心した。

やっと思考が整い自分のやるべき事が見えた
と思ったジョナサンだった。

プライべートジェットは使えないしラッセル
航空の正規の便で東京まで行かなければと、
行動を開始した。

ジョナサンは長年碧斗の側にいたのだ。
こうと決めたら行動は早い。

一番早い便を何とか予約して碧斗に遅れる事
１５時間後に東京に着いた。