ずっとベッドでゴロゴロしながら明日帰国の
準備だけは何とかすることができた。
仕事仲間へのお土産を何も買っていなかった
事に気付いてショップに買いに行った。
その時にサンライズの写真集も買って、それ
を見ながら碧斗と見た景色と初めてのキスを
思い出してまた泣けてきた。
夕方にフロントのスタッフが手紙を預かって
いると言って部屋まで持ってきてくれた。
宛名は瀬古穂香様となっている、裏を見ると
ラッセルグループ総帥秘書、ジョナサン・
ヤードとあった。
中にはあまり上手ではない日本語で、
“武庫川・テオ・碧斗は、ラッセルグルーの
若き総帥でイギリス貴族の血を引く由緒
正しい家柄で、貴族の令嬢との婚約が
もうすぐ調うので申し訳ないが、碧斗の事は
忘れてほしい”と言うようなことが書かれて
あった。
その手紙を読んでも穂香は何も感じなかった
秘書の人も上司の恋愛沙汰にも目を光らせて
おかないといけないのだから大変だろうと
他人事のように思った。
碧斗ならそんな女性関係が後を絶たない
のだろう。
そのような事も匂わされていた。
まるで女殺しのジゴロのようなそんな印象を
与える内容の手紙だった。
でも碧斗はそう言う人には思えなかった。
ただ、女の人が碧斗に群がるのを避けれない
のは仕方がないだろう。
あの美貌であの地位なのだから…
準備だけは何とかすることができた。
仕事仲間へのお土産を何も買っていなかった
事に気付いてショップに買いに行った。
その時にサンライズの写真集も買って、それ
を見ながら碧斗と見た景色と初めてのキスを
思い出してまた泣けてきた。
夕方にフロントのスタッフが手紙を預かって
いると言って部屋まで持ってきてくれた。
宛名は瀬古穂香様となっている、裏を見ると
ラッセルグループ総帥秘書、ジョナサン・
ヤードとあった。
中にはあまり上手ではない日本語で、
“武庫川・テオ・碧斗は、ラッセルグルーの
若き総帥でイギリス貴族の血を引く由緒
正しい家柄で、貴族の令嬢との婚約が
もうすぐ調うので申し訳ないが、碧斗の事は
忘れてほしい”と言うようなことが書かれて
あった。
その手紙を読んでも穂香は何も感じなかった
秘書の人も上司の恋愛沙汰にも目を光らせて
おかないといけないのだから大変だろうと
他人事のように思った。
碧斗ならそんな女性関係が後を絶たない
のだろう。
そのような事も匂わされていた。
まるで女殺しのジゴロのようなそんな印象を
与える内容の手紙だった。
でも碧斗はそう言う人には思えなかった。
ただ、女の人が碧斗に群がるのを避けれない
のは仕方がないだろう。
あの美貌であの地位なのだから…



