孤高の総帥は初めての恋に溺れる

誰にって、周りの人にも碧斗にも碧斗の
隣にはセクシーでグラマラスな外人の美女が
やはりしっくりくる。

碧斗を見ていると穂香は嫌でも自分達の
ランクの違いを思い知らされる。

なぜか元気がなくなってしまった穂香を心配
して

「穂香どうした疲れたのか?昨日遅くて今日
早かったから寝不足で体調悪い?」

と心配そうに尋ねてくる

「違うの、みんな碧斗さんを見てるわ。
その横に私みたいな貧相な女が居ても
いいのかなって思っちゃう」

「何言ってんだ。男は皆穂香を見てる
じゃないか。誰にも見せたくないよ。
あっちで座ってここで早めのランチに
しようか?」

「えっ、ここで食事もできるの?」

「ああ、チャーハンやパスタ位ならあるよ。
サンドイッチとかも」

「うん、食べたい」

「ほんとに花より団子だな、穂香は」

そういって大きな声で笑って、穂香を
カウンターに座らせた。

洞窟バーをしっかり堪能した二人はもう出か
けるまでに時間がなくなってきたので、
それぞれ部屋に帰ってシャワーを浴び
着替えて1時間後にフロント前に集合
という事にした。