二人は今ビーチに座って太陽が顔を出す
瞬間を見逃さないように地平線を黙って
見つめている。
碧斗がそっと穂香の手を取って指を絡ま
せた。
穂香は少しドキドキしたが振り払おうとは
せずにぎゅっと握り返した。
碧斗の男らしく大きな手にすっぽり包まれ
た自分の小さな手が穂香には少し心許なか
った。
そうしているうちに地平線に朱色の色が
見え始め波間をキラキラと染めていく、
空を黄金色に染めながら太陽が波の上に
顔を出した。
その光が浜辺まで届くのはあっという間
だった。
白々と夜が明ける新しい1日の始まりを
昨日知り合ったばかりの美しい男性と見
つめている不思議と奇跡に穂香は感動
していた。
なぜか涙が頬を伝った。
それに気づいた碧斗が手を繋いでいるの
とは反対の手で涙をぬぐってくれた。
そして頬に口づけるとそれは次第に下が
ってきて碧斗の唇が穂香のそれを啄んだ
穂香にはファーストキスだったのだが、避
けようとはしなかったと言うかフリーズ
してしまっていたのだ。
碧斗の青い瞳が穂香の黒い瞳を捉えて、
穂香は目を閉じる事さえできなかった。
碧斗の閉じた瞼と長い睫毛をぼんやりと
見ながらキスを受け入れていた。
最初は触れるくらいのキスだったが、上唇や
下唇を食むように長いキスをされていた。
やっとキスから解放されて穂香は、は~っ
と息を吹き返した。
瞬間を見逃さないように地平線を黙って
見つめている。
碧斗がそっと穂香の手を取って指を絡ま
せた。
穂香は少しドキドキしたが振り払おうとは
せずにぎゅっと握り返した。
碧斗の男らしく大きな手にすっぽり包まれ
た自分の小さな手が穂香には少し心許なか
った。
そうしているうちに地平線に朱色の色が
見え始め波間をキラキラと染めていく、
空を黄金色に染めながら太陽が波の上に
顔を出した。
その光が浜辺まで届くのはあっという間
だった。
白々と夜が明ける新しい1日の始まりを
昨日知り合ったばかりの美しい男性と見
つめている不思議と奇跡に穂香は感動
していた。
なぜか涙が頬を伝った。
それに気づいた碧斗が手を繋いでいるの
とは反対の手で涙をぬぐってくれた。
そして頬に口づけるとそれは次第に下が
ってきて碧斗の唇が穂香のそれを啄んだ
穂香にはファーストキスだったのだが、避
けようとはしなかったと言うかフリーズ
してしまっていたのだ。
碧斗の青い瞳が穂香の黒い瞳を捉えて、
穂香は目を閉じる事さえできなかった。
碧斗の閉じた瞼と長い睫毛をぼんやりと
見ながらキスを受け入れていた。
最初は触れるくらいのキスだったが、上唇や
下唇を食むように長いキスをされていた。
やっとキスから解放されて穂香は、は~っ
と息を吹き返した。



