孤高の総帥は初めての恋に溺れる

写真を見せてもらったことがあるが、その
頃の制服はワンピースで夏はグリーンに
胸の切り替え部分に紺色と白とオレンジの
細いリボンがついている。

冬は色がオレンジになる。そして夏は涼し
気な白の帽子に紺色のリボンがついてい
た。

冬の帽子は紺色にオレンジのリボンになる。

その帽子をおしゃれにかぶる為に髪型を
考えたりちょっと斜めにかぶってみたり
したのだと懐かしそうに話してくれた。

そして胸元のスカーフはJOAの3色の
カラーになっている

正方形のオレンジの周りに白と紺色の
ラインが入っている。

スカーフは今も基本の3色は変わらない
が紺色に周りにオレンジと白のラインが
入っている物も支給される。

ただその頃は小さめの真四角だったの
だが、今は長方形で長いのでネクタイの
ように結ぶこともできる。

帽子は今はない。白いブラウスに
グレーのタイトなスカートかパンツで
薄いグレーの襟付きの上着を組み合わせ
るようになっていて、スカーフと合わせ
て結構自分スタイルで着こなせるのだ。

穂香がJOAで働き始めると、祖母はよく
昔の業務の話をしてくれた。

今のようにコンピューターが普及していた
訳ではないので、すべてスタッフが手作業
でやっていたそうだ。