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穏やかに差し込んでいた茜色が、深みを増していく頃。
宵宮さんと見つめ合う雰囲気にそわそわしてしまって、ふと時計に視線を向けた瞬間、18時を知らせる学園の鐘が鳴り響く。
……と同時に、ぐう、と小さく鳴ったお腹の音に、穏やかな雰囲気から一転、現実へと戻される。
よ、宵宮さんに聞かれてないかな……?!
ちらりと上目がちに伺うけど、宵宮さんの涼しげな表情は変わらなくて、ほっと安心のため息をつく。
……でも、そうだ、夜ご飯どうしようかなあ。
これからの生活もあるし、空っぽの冷蔵庫もなんとかしなくてはいけないし。
うーん、と頭を悩ませていると、先日の会長さんの言葉を思い出す。そういえば、学園併設のスーパーがあるって言っていたような……?



