……わ、わたし、無意識にまた……!
どうも、私は宵宮さんのことになると思考回路がすぐショートしてしまって、考えるよりも先に言葉が溢れてしまうから、だめだ。
私の返事に満足そうに目尻を熔かした宵宮さんは、そのままふわふわと頭を撫でてくれるから、……無邪気な指先に心臓は高鳴って、宵宮さんのやさしさがうれしくて、されるがままになってしまう。
「き、のうも、庇ってもらったばっかりで、今も、……ほんとうに、ありがとうございます」
今の私がしなくてはいけない事は、温かく慈悲深いこのひとに、誠実な形で向き合うことだ。
穏やかな時間に包まれて、表情が溶けていくのが自分でも分かった。宵宮さんへの感謝の気持ちが伝わるように、きゅっと口角を持ちあげて、やわらかな笑みをつくる。



