それだけじゃない、あの宵宮さんの隣にいるのは、……なぎ兄とかや兄だ。まだ見慣れないふたりの横顔に、胸がきゅっとなる。
ふたりが部屋を訪ねてきた時も思ったけど、宵宮さんとなぎ兄とかや兄、とっても仲良しだったりするのかな……?!
昨日の夜聞こえてきた会話も、どこか親密な部分を漂わせていて、……お互いのことを信頼していそうな空気感だったし、仲のいいクラスメイト、とか……?
そんな冷静な頭の中とは裏腹に、ふたりを認識した瞬間、反射的にさっと紬ちゃんと夏莉ちゃんの後ろに隠れてしまう。
……昨日からすごく遭遇率が高い、無意識に会いたいっていう気持ちが引き寄せちゃうのかな……?!
「あの人たちがいるから今日異様に人多いんだ〜納得」
「ほんとだ、珍しく全員集合。レアじゃん」
「ぜ、全員……?」
ふたりの隙間からそっと目を凝らしてよく見てみると、……たしかに、宵宮さん、なぎ兄とかや兄のほかに2人いる。
仲良し5人組で有名とか……?と首を傾げながら隣を見つめれば、再び納得したように顔を見合わせたふたり。



