「凪と茅も大層喜んだだろう?昔から君のことをいっとう大切にしていたからね……」
「っ、……じ、実は、まだ言えていなくて、というか、最近会えていなくて……」
……転校することになった事情も、両親と宗英さん以外は知らない。
なぎ兄もかや兄もちょっと心配性な所があって、そんなふたりのことを考えたら、なかなか相談できなかった……というか。
「、蒼唯さんは、学園での凪と茅の立場を知っているかい?」
「兄たちの……立場?ふたりとも何かに属してるんですか?」
おそるおそるという様子で尋ねられ、思わず首を傾げてしまう。
ふたりとも何かの部活とかに入ってるのかな……?ふたりとも昔から運動神経もよかったし、なぎ兄はよく公園でサッカーしてたなあ……。
懐かしいなあ〜なんて頰をゆるめる私とは対に、少し焦ったような表情を浮かべる宗英さんと何秒か見つめ合う。



