…ああ。私、この人のこと好きだな。
じんわりと、そう思った。
「りっか?大丈夫?痛い??」
返事がない私を不審に思ったのだろう。ゆっくりと愁斗が聞く。
「あ、ごめん大丈夫ありがと。3年後、もちろんOKだよ!見に行こう」
「まじ!よっしゃ、約束な!3年後の祭りの日、6時半に屋台通りの入り口集合で」
嬉しそうに声を弾ませる愁斗。
そんな様子が少し不思議に感じながらも、自覚したばっかりの恋心にこの約束はあまりにも嬉しくて。
静かな夏の夜、転んだ跡は確かに痛かったけれど。
優しい彼と甘い約束が、花火よりも胸に強く残った。
じんわりと、そう思った。
「りっか?大丈夫?痛い??」
返事がない私を不審に思ったのだろう。ゆっくりと愁斗が聞く。
「あ、ごめん大丈夫ありがと。3年後、もちろんOKだよ!見に行こう」
「まじ!よっしゃ、約束な!3年後の祭りの日、6時半に屋台通りの入り口集合で」
嬉しそうに声を弾ませる愁斗。
そんな様子が少し不思議に感じながらも、自覚したばっかりの恋心にこの約束はあまりにも嬉しくて。
静かな夏の夜、転んだ跡は確かに痛かったけれど。
優しい彼と甘い約束が、花火よりも胸に強く残った。

