「りっか大丈夫!?ごめん、俺がちゃんと支えれなかったから」

慌てて愁斗が駆け寄ってくれて。

「うん、ごめん、だいぶ派手にやっちゃった…。」

私は申し訳なさと恥ずかしさで顔があげられない。

しかも、捻った足が痛くて、転んだ状態から体を起こすことすらできなくて。

「りっか立てる?とりあえず人のいないところ移動しよう」

そう愁斗が声をかけてくれるけど、

「ごめん愁斗、そもそも痛くて動けない…」

ああだめだ。

情けなくて、涙が出てくる。