ホッチキスの針が刺さったなんて言えないので、隼人から目をそらす。
「は?なわけ無いだろ。だったら目ぇそらすなよ。」
「いや、えぇっと…指がね?」
「…ほら、見せろ?」
優しく隼人が言うので、仕方なく、針が刺さった指を見せる。
「うわぁ、これは痛いな。ちょっと待ってろ?」
そう言って、隼人は教室を飛び出していった。
え?置いてかれた?
そりゃ、いやだよね。人の血なんて見たくないよね。誰だってそうだよっ!なんで、素直に見せちゃったんだろ。ごまかす方法なんていくらでもあったじゃないか!?
「…っ、ふ」
ちょっと、涙が出てきたのを必死に止める。
ちょっと流れちゃったけど、泣きたいのは隼人だと思って頑張ってる。
「美波っ!!」
「は?なわけ無いだろ。だったら目ぇそらすなよ。」
「いや、えぇっと…指がね?」
「…ほら、見せろ?」
優しく隼人が言うので、仕方なく、針が刺さった指を見せる。
「うわぁ、これは痛いな。ちょっと待ってろ?」
そう言って、隼人は教室を飛び出していった。
え?置いてかれた?
そりゃ、いやだよね。人の血なんて見たくないよね。誰だってそうだよっ!なんで、素直に見せちゃったんだろ。ごまかす方法なんていくらでもあったじゃないか!?
「…っ、ふ」
ちょっと、涙が出てきたのを必死に止める。
ちょっと流れちゃったけど、泣きたいのは隼人だと思って頑張ってる。
「美波っ!!」

