空はまるで【短編】



ばーか。
言っても、言っても足りないくらい。
心の中で叫ぶ。叫んで、叫んで。
それでも晴れない。この心・・・。
「あなた晴らすことが出来ますか?」


朝9時。時計台前。

宗が走って来る。
「まった?」
「ううん。」
「いこっか?」
「うん。」

いつもは行かないようなカフェ。
何だろ・・・。