急行列車が過ぎた後で

確かに。そうなのだ。
私は、私たちはあの小学4年生での一件があってから、気まずくなってあまり話さなくなった。

第一、私たちはまだ小学生だったのだ。10歳の、まだまだ子ども。
少しませた子たちは「付き合っている」なんてこともあったみたいだけれど。
私たちには、両想いだからって「付き合う」とか、そんなことはできなかった。

また、それとは別に、尚人くんの話には思い当たる節があった。

智花「……私も確証がなくて自信ないんだけど……」

尚人「うん」

智花「あの事件があった頃、私、佑のこと友達だとしか思ってなかったんだよね」

尚人「……マジ?隣のクラスだった俺にまで広まってきたのに?」

智花「というか、好きとか恋愛感情がまだよくわかってなかったんだ」

尚人「……え、じゃあ、どういう経緯があって佑のことを……?」

智花「……尚人くんは、この事、どこまで内容知っているの?」

尚人「……どこまで……?まあ、かなり前の話だし、また聞きだったからなぁ。しばらくこれで佑のことをからかってたから覚えてるくらいだし……」

智花「佑ってさ、身長小さかったでしょ?だから、あの時、周りの大きな男子に無理やり押しに押されて、告白させられてたんだよね」

尚人くんは大きく目を見開いた。