私の心の支えは渚君

第一、私は渚君に彼女がいるのかも、好きな人がいるのかも知らない
一応指輪はしていないし、結婚はまだだという情報は得たが、渚君が今までどんな人生を歩んできて、どうして自分のお店を開こうと思ったのか?など、詳しいことは何も聞けていない
渚君はいつも自分のことはあまり話さず、ただひたすら私の愚痴を聞いてくれる優しい人なのだ
渚君のことは知りたいけど、もうお店に行けなくなるのは嫌だ
それだけは困る
今の私の唯一の癒しは渚君のお店に通うことなのだ
そう思うと結局渚君の彼女になりたいとか、恋人みたいに付き合ってみたいという願望よりも、渚君=癒しが断然勝ってしまい、渚君とあわよくば恋人同士になりたいという夢は打ち消されていくのだった