お前誰?

いや、確実に無視されたよね。

帰ろうと回れ右したら御堂くん家からガチャって音が聞こえた。

希望をもってそっちを見たら御堂くんがいた。

「御堂くんっ!!!!」

「、っふじもとさん。」

咳もしててつらそう。

顔は真っ赤なのに冷えピタをつけずに歩いている。

「御堂くん!?早く寝て!」

「…ふじもとさん入れるために、来た。」

「ご、ごめんっ。大丈夫?歩けそう?」

「…うん。」

なんとか歩けるらしいので、その隣を支えるように歩く。

「おじゃまします〜(小声)」

「、ふっなにかしこまってるの。」

「親御さんいるかなって思って…。」

「…今日いないからだいじょーぶ。」

「そっか。」

足がおぼついていないけど、私との会話に反応してくれる御堂くん。

優しいなぁって思う。

着いた先は御堂くんのお部屋。

モノトーンでまとめられて、綺麗なお部屋。