お前誰?

「お母さんおはよー」

そう言うとお母さんが眉をひそめる。

「何言ってんの〜。さっき体育祭から帰ってきたんじゃない〜。てか寝てなさいっ。」

「え?」

「ほら、まーちゃんが意識飛んじゃって…えっとあの男の子に運んでもらったんじゃない〜。」

お母さんが“あの”男の子の方を向く。

「お名前なんて言うんだっけ?」

お母さんがその男の子に聞く。

すると、

「…御堂春馬、です。」

という落ち着いた優しくて大好きな声が聞こえた。

…御堂、春馬、…。