お前誰?

諦めたように私は御堂くんに声をかける。

「御堂くん!保健室行くよっ!!」

やっぱり御堂くんはぼーっとしてる。
無理矢理にでも引っ張って行こうかなって考えていると、御堂くんがやっと言う。

「……ああ。」

それだけ。

「御堂くん!歩ける??」

「んー、ちょっとあれかも。」

「おっけー。ちょいと失礼。」

御堂くんを肩と腕の筋肉全てをフル活用して支える。

一歩一歩はゆっくりだけど、ちょっとずつでいい。

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やっと、学校の昇降口まで来たぁあ!!

「はーい。御堂くん?靴をぬいでください?」

「…うるさい」

いつもの御堂くんに戻って一安心。