お前誰?


「御堂くん見て!レインボーのわたあめ!」

「みどーくーん!このお面可愛くないー??」

「たこ焼き美味しすぎっ!」

「……祭りはフリフリポテトに限りますね〜っ。」


んね、誰の声だと思う??

きっとね、わかると思うの、このうるささ。


………そう、わたし。


「……茉白黙って。」


御堂くんに言われると………ん?


「ま、ま、まし、ましろ……!」


御堂くんに茉白呼び!!!

こんなに素晴らしい世界線!!
誰が手放すのかっ。


「御堂くん!もう好きっ!」


「…………はぁ。」


わたしの本日2回目の告白に御堂くんはため息をついた。


「もーやだなぁ!御堂くん、ため息吐く姿すらもかっこいいなんて〜。」


精一杯の本音。

御堂くんはそれを聞くと、わたしをちらっと見て、口を手の甲で覆った。


「照れてるの??それなら、わたしハッピー!」


その間0.000000001秒。


「…………その口、ふさがれたいの、」


そのとき、脳に少女漫画の一コマが浮かぶ。

………………キスだ………!!


「もも、ももち、もちろ、ん!御堂くんになら!」


目を閉じてキス待ちする。


「は?」


御堂くんの怪訝そうな声が聞こえた。