どかーん。

朝の時間、早く学校に来ている御堂くんに会うため、私も早く学校に来たのだ。

朝から会えるなんてラッキーってねっ思うわけですよ。


なのにね、

勢いよくね、

ドアを開けたらね、みなさんかたまっててさ、そこは再登場を喜ぶとこだよぉっ!!



そんな気持ちに浸っていたら、横に人が立っていた。



「茉白ちゃんじゃーん。」



私の横に立っていたのは相川くん。

お久しぶりです。



「あーはい。で、昨日のみおりんとのデートどうだった???(小声)」



「いやぁーそれがさ、みおりん可愛くてさぁー、映画見に行ったんだけどね、純愛ストーリーなんだけど、めっちゃ泣いてて…やばい、あれは理性死にかけたよねぇ。よく耐えた俺!でさぁーそのあとにクレープ食べに行ったのよ、そしたら、急に笑顔になってよ、でも目はまだ赤いの〜。可愛いったらありゃしないわ。そしてね、帰り際にその話ししたら耳真っ赤にして照れながらさ、ポコポコ叩いてきたわけよ。全然痛くもないのよ。しかもその後無意識に上目遣いするからさぁー、あれは「ストォーープ!!」



出たよぉーマシンガントーク。

その語彙力、読書感想文に活かせってのっ。



「びーくわいえっと!」

「みおりんかわよってね〜…」



話聞いてる?この人は置いてこ。



「みどーく「どしたの。」