「……え…?」
綺麗な茜空の下で、私はゆっくり散歩していた。…が
公園のベンチに倒れかかっている男の子を見つけた。
私は、立ち止まって少し考えた。
あの男の子って不良なのかな?
それとも普通に寝ているのかな?
無視…する?声かけてみる‥?
色々な考えが頭いっぱいになる。
とりあえず行ってみるか…。
私は、男の子のもとへ行く。
「…あの…大丈夫ですか…?」
弱々しい声で、尋ねた。
「……」
男の子は何も言わないまま目を閉じている。
…えっ…生きてる……?
「…あの…」
「…………」
…何も言わない。
これ…連れて帰ったほうが、良いタイプ……?
…そうしないと、男の子が危ないかも…。
「ちょっと…失礼しますね……」
私は、男の子を起きあげて腕を私の肩にまわした。
「…よし…」
私は、男の子を連れて家に帰った。