ドアが完全にしまるのを確認し、駆け足で去ろうとした、その時。
ーーガッシャーン。
中から何かが割れる音がした。
「えっ?ちょ…どうしたんですか?愁真さん!」
鍵は掛けられてしまっているから中にも入れない。
フロントのお姉さんに連絡して開けてもらうとか。
いや、合鍵とか持ってそうな尚悟さんに急いで来てもらった方がいい?
えっ、ど、どうすればいい?
落ち着け、わたし。
落ち着くんだ。
大丈夫。
大丈夫。
大丈夫…。
ーーガチャ。
再び解錠する音がした。
ひとまずノックする。
「愁真さん?」
中からは何も聞こえない。
…どうしよ。
入るべきか、入らざるべきか。
わたしの善意を逆手に取って中に連れ込む的な算段だったら、わたしはお終い。
何かされるに違いない。
「ゲホッゲホッ…」
中から聞こえてくるのは乾いた咳だけ。
これが嘘には思えない。
苦しそう…。
助け、なきゃ。
信じなきゃ。
何度も助けてもらったんだから。
わたしが嫌がることはしないって、約束してくれたんだから。
……よし。
「…入りますね」
恐る恐るドアを開けわたしは中に入った。
ーーガッシャーン。
中から何かが割れる音がした。
「えっ?ちょ…どうしたんですか?愁真さん!」
鍵は掛けられてしまっているから中にも入れない。
フロントのお姉さんに連絡して開けてもらうとか。
いや、合鍵とか持ってそうな尚悟さんに急いで来てもらった方がいい?
えっ、ど、どうすればいい?
落ち着け、わたし。
落ち着くんだ。
大丈夫。
大丈夫。
大丈夫…。
ーーガチャ。
再び解錠する音がした。
ひとまずノックする。
「愁真さん?」
中からは何も聞こえない。
…どうしよ。
入るべきか、入らざるべきか。
わたしの善意を逆手に取って中に連れ込む的な算段だったら、わたしはお終い。
何かされるに違いない。
「ゲホッゲホッ…」
中から聞こえてくるのは乾いた咳だけ。
これが嘘には思えない。
苦しそう…。
助け、なきゃ。
信じなきゃ。
何度も助けてもらったんだから。
わたしが嫌がることはしないって、約束してくれたんだから。
……よし。
「…入りますね」
恐る恐るドアを開けわたしは中に入った。



