やまりんに見送られ自宅近くの最寄駅に無事到着した。
のは良かったのだが、見るからに威圧感のある男子校生の集団が駅前唯一のベンチスペースを占領していた。
うわ、最悪…。
ここを通過するしか家に辿り着く道はない。
ヤツらはバカでかい声で下ネタを連呼している。
ったく、しょーもないヤツら。
でもこの制服…
有名進学校私立磨幌ヶ丘学院のだよね。
ちなみにわたしの親友もそこの生徒なのだけれど。
お金さえ積めば誰でも入れるという噂を聞いたことあるけど、たぶん本当だ。
激ムズ入試問題を突破した学生には思えない。
こういうちゃらんぽらんが日本を低迷させ…
なんてことは今はどうでもいい。
いつまでも遠巻きに見ていたらいずれ気づかれて何されるか分からないし、早く立ち去らねば。
うーん。
なんかいい手立てがあれば…。
バッグをガサゴソあさってみる。
スマホ、ブラシ、ヘアゴム、ハンディファン、教科書、ノート…
折りたたみ傘…!
これだ!
広げて顔隠して猛ダッシュで突破しよう。
雨傘でも日傘でもない。
今はただの人避けだ!
ーーバサっ!
勢いよく開いた傘を持ち、わたしは走り出した。
聞こえる聞こえる、聞きたくもない汚い言葉の羅列が。
早く…ここを…抜けて…!
ーーずざっ!
「っ、たぁ…」
あぁ、終わり。
見事にすっ転んでしまった。
どうかこんなヤツらの餌食にだけはなりませんように。
そう願いながら力を振り絞り立ち上がろうと顔を上げた、その時。
のは良かったのだが、見るからに威圧感のある男子校生の集団が駅前唯一のベンチスペースを占領していた。
うわ、最悪…。
ここを通過するしか家に辿り着く道はない。
ヤツらはバカでかい声で下ネタを連呼している。
ったく、しょーもないヤツら。
でもこの制服…
有名進学校私立磨幌ヶ丘学院のだよね。
ちなみにわたしの親友もそこの生徒なのだけれど。
お金さえ積めば誰でも入れるという噂を聞いたことあるけど、たぶん本当だ。
激ムズ入試問題を突破した学生には思えない。
こういうちゃらんぽらんが日本を低迷させ…
なんてことは今はどうでもいい。
いつまでも遠巻きに見ていたらいずれ気づかれて何されるか分からないし、早く立ち去らねば。
うーん。
なんかいい手立てがあれば…。
バッグをガサゴソあさってみる。
スマホ、ブラシ、ヘアゴム、ハンディファン、教科書、ノート…
折りたたみ傘…!
これだ!
広げて顔隠して猛ダッシュで突破しよう。
雨傘でも日傘でもない。
今はただの人避けだ!
ーーバサっ!
勢いよく開いた傘を持ち、わたしは走り出した。
聞こえる聞こえる、聞きたくもない汚い言葉の羅列が。
早く…ここを…抜けて…!
ーーずざっ!
「っ、たぁ…」
あぁ、終わり。
見事にすっ転んでしまった。
どうかこんなヤツらの餌食にだけはなりませんように。
そう願いながら力を振り絞り立ち上がろうと顔を上げた、その時。



