「「「生き返るー…」」」
冷房の効いた教室に戻るなり、3人分の声がそろった。
私はカバンからタオルを取り出し、水を飲みながら汗をぬぐう。
各々休息をとった後、先生がにやりと笑ってこちらを見た。
「今日は屋上やらなんやらを開けたけど、交換条件があったよね?」
「かまぼこダンスを3人で踊る!」
柚音がふざけてそう言うと、「ちがいまーす。プール掃除でーす」と先生がわざといじわるな口調でそう言った。
「あーやば!体操服忘れた!!」
カバンの中身を漁りながら柚音が慌てたようにそう言う。
「俺は持ってるけど。」
遥樹くんは体操服が入ってるであろう大手アパレルチェーンのビニール袋を得意げに見せる。
「くっそー、あたしは制服かー。まあいっか、青春の香りってやつで!」
柚音は一瞬落ち込んだけど、鬼の速さで開き直った。
「じゃあ3人で制服プール掃除やるわよー、ついてきなさい、あんたたち!」
冗談めかした口調で私たちを引っ張っていく柚音に私と遥樹くんはされるがままになっていた。



