「遥樹―、あたしおなかすいたーなんか食べよーよ」
縄野さんがフードコートのタピオカ屋を指さして瀬川遥樹の服の袖を引っ張る。
「そんな引っ張ったら服のびるだろ。あとタピオカはご飯じゃない」
「えー、あくまで例えだって。なんか食べようよ、3人で」
ね、澄羽っち?と小首をかしげて笑みを浮かべる縄野さん。
「私もおなかすいたし、なにか食べよう」
「よーし決まり!どこにする?」
私はフードコートを見回し、たこ焼き屋を指さした。
「たこ焼き買い行くか。」
瀬川遥樹が財布を持って立ち上がる。
私はショルダーバッグからハンカチを取り出し、4人席を取った。



