すき、という名前の花

Aも、黙ってパンを口に運ぶ。
でもどこか違った。

食パンの耳を、そっと指でちぎりながら。
まるで、道ばたで見つけた小さな虫を観察している子どものように。

そこだけ、時間の流れがちょっとだけ違って見えた。