ぼくと先生の夏休み

俺は部屋からじーちゃんのいるリビングに行った。

「じーちゃん、俺、決めた。先生になる。あゆみ先生やじーちゃんみたいな先生になるよ!」

じーちゃんは俺の言葉を聞いて静かに頷いた。


それから、月日は経ち、俺は大学4年生になった。

修平とキャンパスを歩いてる。

「陸、今日だな」

「えっ?」

「あゆみ先生のとこ行くんだろ。」

「お前、、、」

「俺が知らないとでも思ったか!」(笑)

「いつから知ってたんだよ!」

「最初から、、。先生のこと好きだった、いや好きなのも。」

笑みを浮かべながら修平続ける。

「まぁ〜、確信が持てたのは高3の夏休みな。忘れ物なんかないのに先生が見えたから会いに行っただろ。あの時だな」笑

"あの時かぁ〜、こいつには隠せないわ"

「早く行ってこい!」

「おー!」

俺は走り出そうとすると、

「陸、先生によろしくな!」

俺は振り向いて手を挙げた。


俺は先生が亡くなった時から年に3回必ず先生のお墓に会いに行ってる。先生の誕生日、俺の誕生日、そして先生の亡くなった日。
そして今日は先生の誕生日。

「先生、お誕生日おめでとう。また、1歳離れたね、けど、またすぐ追いつくから。」

俺は続ける、、

「けど、先生のいない毎日、俺はしんどいよ。だから、今日はここで先生をチャージさせて!次来る時まで頑張るから。(少し考えて)俺、ここに来るといつもだね、先生の前だと自分に正直になれるわ、俺には先生しかいないから、、、」

そう、俺には好きになる女性は先生しかいない。

それから俺はあゆみ先生やじーちゃんと同じ教師になった。そして、あれから25年後、、、

「先生、やっと先生の年齢になったよ!でも、先生も誕生日が来るからずっと追いつけないか。」

俺は先生が亡くなった年齢、43歳になった。

「25年たっても先生がいない世界はしんどいよ!先生ごめん、先生との約束はこれからも守れないよ!」

そう、先生との約束、、
"ほんとうに好きな人と出会って幸せになる"

俺は先生と出会ってからずっと変わらない。年々好きが増していってる。

俺は生涯、先生を好きで先生だけをみている、、、。