ぼくと先生の夏休み

「テスト返すよー。」

夏休みを目前とした日、あゆみ先生の声が教室中に響きわたる。

高校生生活最後の夏休み、

「遊びたいのは重々わかるけどグッと堪えて勉強だね!けど、まぁ〜、たまには息抜きも必要だからほどほどに!」

先生の肩に力が入らない若干ユル〜い感じが生徒には人気がある理由のひとつでもある。もちろん俺もその1人である。

はじめて先生を見たのは高校の入学式。担任紹介の時に俺のクラスの二つ隣のクラスの担任として紹介された時にいわゆる一目惚れをした。

スラっとしたかわいい系で笑顔もとてつもなくかわいい。ベテラン先生なので母親ぐらいの年齢かなとは思ったが、そんなことは気にすることはなかった。

"担任じゃないってことはかかわることないのかぁ〜"

そんなことを思いながら早く式終わらないかと思ってた。


そして授業もはじまり、

「みなさんの英語の担当をします、結城あゆみです。」

笑顔で自己紹介をする先生を見て俺の顔は間違いなくニヤけていた。

ここからが俺の目に映る女性は先生だけとなった。