「す、すみません!」
ここで初めて彼と目が合う。
ヒッ、ヒィィィ〜〜っ! 氷の矢のような視線が突き刺さる!
ガタイが無駄にいい鬼島チーフの睨み。
顔まで無駄に整っていて、睨まなければもっとイケメンなのにって、何を考えてるの私!?
あまりの怖さに思わず後ずさった瞬間、何かに足が引っかかり、大きな音がした。
バチーーン!
えっ? プロジェクターが真っ暗に。
うそっ、また私? 足で電源を抜いてしまった!?
「き、霧島チーフ、着替えてきては?」
この緊張した空気を変えてくれたのは男性の先輩の一言。続けて女性の先輩が助言してくれて、私は雑巾を取りに行くことになった。
「ほ、本当にすみませんでした。今すぐに片付けます!」
鬼島チーフに伝えて回れ右をした瞬間、
つるっ、ドサッ、スラーイド‼︎
床のコーヒーに滑って、そのまま顔からダイブ! これにはさすがに先輩方も驚き、急いで助け起こしてくれた。
「……ったく、誰かカメ子を医務室に連れてけ。自分がばら撒いた罠にかかるのは、おまえぐらいだ」
出た、鬼島節。だけどいつものトゲは感じない。低く響く声が、胸の奥を妙にくすぐった。
恥ずかしさと惨めさでいっぱい。泣きたくても、涙は見せないって決めたから。でも怖いだけじゃない。背中を見送るたび、どうしようもなく視線が引き寄せられる。無駄にいいガタイと、無駄に整った顔。
どうしてこんな時まで、そんなこと考えてるの、私。
もう、一生カメの甲羅に潜っていたいよ。
ここで初めて彼と目が合う。
ヒッ、ヒィィィ〜〜っ! 氷の矢のような視線が突き刺さる!
ガタイが無駄にいい鬼島チーフの睨み。
顔まで無駄に整っていて、睨まなければもっとイケメンなのにって、何を考えてるの私!?
あまりの怖さに思わず後ずさった瞬間、何かに足が引っかかり、大きな音がした。
バチーーン!
えっ? プロジェクターが真っ暗に。
うそっ、また私? 足で電源を抜いてしまった!?
「き、霧島チーフ、着替えてきては?」
この緊張した空気を変えてくれたのは男性の先輩の一言。続けて女性の先輩が助言してくれて、私は雑巾を取りに行くことになった。
「ほ、本当にすみませんでした。今すぐに片付けます!」
鬼島チーフに伝えて回れ右をした瞬間、
つるっ、ドサッ、スラーイド‼︎
床のコーヒーに滑って、そのまま顔からダイブ! これにはさすがに先輩方も驚き、急いで助け起こしてくれた。
「……ったく、誰かカメ子を医務室に連れてけ。自分がばら撒いた罠にかかるのは、おまえぐらいだ」
出た、鬼島節。だけどいつものトゲは感じない。低く響く声が、胸の奥を妙にくすぐった。
恥ずかしさと惨めさでいっぱい。泣きたくても、涙は見せないって決めたから。でも怖いだけじゃない。背中を見送るたび、どうしようもなく視線が引き寄せられる。無駄にいいガタイと、無駄に整った顔。
どうしてこんな時まで、そんなこと考えてるの、私。
もう、一生カメの甲羅に潜っていたいよ。



