「はぁ、はぁ……」
「……疲れたね」
「はぁ、そうだね……」
やっと、教室に着いた……。
私たちは究極的に体力がない。
だから、少し走っただけで息切れしてしまう。
情けないよ〜。
しばらく息を整えてから、教室へ入る心の準備をする。
ワクワクとドキドキが胸につまってる。
「ツム」
「うん、行こ!」
2人で決心をつけ、ガラッと扉を開ける。
……と同時に。
キーンコーンカーンコーン……。
チャイムが鳴った。
……ギッ!ギリッギリセーフ!
「間に合ってよかったね……!」
「そうね……初日で遅刻なんて……最悪だもの。良かったわ」
だよねだよねえ。初日で遅刻とか最悪じゃん?
まあともかく、間に合ってよかった……。
「じゃ、自分たちの席確認しよっか」
「うん」
自分の名前が書かれたネームプレートが置かれている机を探す。
……あった!
私の席は、前から4番目、窓から3番目の真中ら辺だ……。
ビミョーにリアクションに困る席だな……あはは。
でも、茉音とは席が離れてしまった。
そりゃ、名前順だと『藤崎』と『香坂』って、結構離れてるもん。仕方ないよね……。
でも、寂しいのは寂しいものだ。
荷物をそれぞれ自分の机にしまってから、茉音の席へ行く。


